われどこの教科書|第3章-2 お客の属性と導線をどう整理するか

属性だけでは「お客」は見えてこない

紙施策を考える際、
「お客の属性を整理しよう」という話はよく出てくる。

年齢、性別、居住エリア、職業。
こうした情報は確かに重要だ。
しかし、属性を並べただけで「お客を理解した」と思ってしまうと、
設計はそこで止まってしまう。

なぜなら、
属性は“誰か”を示すが、“どう動くか”までは示さないからだ。

紙施策では「導線」をセットで考える必要がある

紙施策で重要になるのは、
属性と同時に「導線」を考えることだ。

どんなタイミングで紙に触れるのか。
どんな状況で目に入るのか。
その後、どこへ意識が向かうのか。

紙は、単体で完結するメディアではない。
必ず、
次の行動へ向かう“間”を含んでいる

この導線を想定せずに属性だけを見ても、
成果や判断基準は設計できない。

属性と導線が噛み合わないと、反応は読めない

たとえば、
同じ30代のビジネスパーソンでも、

  • 出勤途中に手に取るのか
  • 仕事の合間に目にするのか
  • 家に持ち帰って読むのか

によって、反応は大きく変わる。

属性が同じでも、
導線が違えば、
紙の役割も、期待すべき行動も変わる。

誰か × どんな状況か
この掛け算が整理されていない施策は、
結果を説明することができない。

「誰に・どこで・どう動いてほしいか」を揃える

紙施策を設計する際は、
属性と導線を分けて考えるのではなく、
一つの流れとして捉える必要がある。

誰に向けて。
どこで接触し。
どんな行動につなげたいのか。

この3点が揃ったとき、
紙施策は初めて「設計された施策」になる。

次章では、
この設計を実際の企画に落とし込むために、
フレームワークをどう使うかを整理していく。
感覚ではなく、再現性のある形にするためのステップだ。

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