われどこの教科書|第4章-4 紙施策にフレームワークをどう落とし込むか

フレームワークは「全部使う」必要はない

STP、3C、4P、SWOT。
紙施策にフレームワークを使おうとすると、
「全部やらなければいけないのでは」と身構えてしまうことがある。

だが、紙施策の企画において重要なのは、
フレームワークを網羅することではない。
企画の論点に合うものを選び、必要なところだけ使うことだ。

使う目的が曖昧なまま当てはめても、
整理は進まない。

紙施策では「どこが曖昧か」を基準に選ぶ

フレームワークを選ぶ際の基準はシンプルだ。
今の企画で、何が一番ぼやけているかを見る。

  • お客の切り方が曖昧ならSTP
  • 競合や代替手段が見えていないなら3C
  • 伝える中身や条件が整理できていないなら4P
  • 前提や強み・弱みが混線しているならSWOT

紙施策では、
この「ぼやけポイント」を一つずつ潰していく使い方が合っている。

フレームワークは「確認用」に使うと機能する

紙施策におけるフレームワークは、
ゼロから企画を生み出すためのものではない。

ある程度、感覚で出てきた案を
確認するためのフィルターとして使う方が機能する。

「この企画は、誰に向けているのか」
「なぜ紙なのか」
「競合とどう違うのか」

フレームに通したときに、
言葉に詰まる箇所があれば、
そこが設計の弱点だ。

紙施策向けに“軽く使う”という選択

紙施策はスピードと現実性が求められる。
そのため、
フレームワークも“重く使わない”ことが重要になる。

完璧な分析よりも、
判断に迷わない状態をつくること。
説明できる前提を揃えること。

この目的を忘れなければ、
フレームワークは
紙施策の企画を前に進める実務的な道具になる。

次章では、
こうして整理した企画を
具体的な目標に落とし込む方法を扱っていく。
紙施策を改善につなげるための次の工程だ。

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