われどこの教科書|第5章-1 紙施策における「目標」はなぜ曖昧になりやすいのか

紙施策の目標は「ふんわり」しがち

紙施策の目標を聞くと、
「認知を広げたい」
「来店につなげたい」
といった表現が返ってくることが多い。

方向性としては間違っていない。
しかし、この状態では
目標として機能していない

なぜなら、
達成したかどうかを判断できないからだ。
結果として、施策後の振り返りは
「思ったより良かった」「いまいちだった」
といった感想で終わってしまう。

目標が曖昧だと、判断ができない

目標とは、単に願望を言い換えたものではない。

本来の役割は、
結果を見て判断するための基準になることだ。

どこまで行けば成功なのか。
どこから下は失敗なのか。
その境目が決まっていなければ、
施策は評価できない。

紙施策では特に、
「数字が出ないから仕方がない」
という理由で、
この基準設定が後回しにされやすい。

「やりたいこと」と「目標」は別物

紙施策の企画では、
やりたいことと目標が混同されがちだ。

・チラシを配りたい
・イベントを告知したい
・サービスを知ってほしい

これらはすべて手段や意図であって、
目標ではない。

目標とは、
その結果、何が起きてほしいのか
具体的に言語化したものだ。

ここが曖昧なままでは、
どんな施策を打っても
改善の起点が生まれない。

目標は「後工程」を決めるために置く

目標を明確にすると、
その後の工程が一気に整理される。

何を見るべきか。
どこで判断するか。
次に何を変えるか。

これらはすべて、
目標が決まって初めて考えられる。

紙施策における目標設定は、
成果を縛るためのものではない。
改善を可能にするための前提条件だ。

次の記事では、
紙施策における目標を
どう設定すれば実務で使えるのか、
SMARTやKPIの考え方を整理していく。

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