属性だけでは「お客」は見えてこない

紙施策を考える際、
「お客の属性を整理しよう」という話はよく出てくる。
年齢、性別、居住エリア、職業。
こうした情報は確かに重要だ。
しかし、属性を並べただけで「お客を理解した」と思ってしまうと、
設計はそこで止まってしまう。
なぜなら、
属性は“誰か”を示すが、“どう動くか”までは示さないからだ。
紙施策では「導線」をセットで考える必要がある

紙施策で重要になるのは、
属性と同時に「導線」を考えることだ。
どんなタイミングで紙に触れるのか。
どんな状況で目に入るのか。
その後、どこへ意識が向かうのか。
紙は、単体で完結するメディアではない。
必ず、
次の行動へ向かう“間”を含んでいる。
この導線を想定せずに属性だけを見ても、
成果や判断基準は設計できない。
属性と導線が噛み合わないと、反応は読めない
たとえば、
同じ30代のビジネスパーソンでも、
- 出勤途中に手に取るのか
- 仕事の合間に目にするのか
- 家に持ち帰って読むのか
によって、反応は大きく変わる。
属性が同じでも、
導線が違えば、
紙の役割も、期待すべき行動も変わる。
誰か × どんな状況か。
この掛け算が整理されていない施策は、
結果を説明することができない。
「誰に・どこで・どう動いてほしいか」を揃える

紙施策を設計する際は、
属性と導線を分けて考えるのではなく、
一つの流れとして捉える必要がある。
誰に向けて。
どこで接触し。
どんな行動につなげたいのか。
この3点が揃ったとき、
紙施策は初めて「設計された施策」になる。
次章では、
この設計を実際の企画に落とし込むために、
フレームワークをどう使うかを整理していく。
感覚ではなく、再現性のある形にするためのステップだ。
