フレームワークは使いどころを間違えやすい

フレームワークを使う場面で、
よく見られるのが「埋めること」自体が目的になってしまう状態だ。
STPを埋めた。
3Cを書いた。
SWOTも一通り整理した。
すると、それだけで
「企画としては十分だろう」
という空気が生まれる。
しかしこの時点では、
まだ何も判断していないことが多い。
フレームワークは「問いを深めるための道具」

フレームワークの本来の役割は、
何かを確定させることではない。
むしろ、
自分たちが立てている前提や仮説を問い直すための装置だ。
・本当にこのお客を想定しているのか
・競合はその切り方で合っているのか
・紙という手段は適切なのか
フレームに当てはめたときに違和感が出るなら、
それは「フレームワークが間違っている」のではない。
前提のどこかに無理があるというサインだ。
紙施策では「違和感」を拾うことが重要
紙施策の企画では、
感覚的に決まっている要素が多くなりやすい。
「前回こうだったから」
「現場的にはこれが無難だから」
こうした判断を、
フレームワークに通してみると、
言語化できない部分が浮かび上がる。
その違和感こそが、
企画を一段深めるヒントになる。
フレームワークは、
企画を固めるためではなく、
雑に決めた部分をあぶり出すために使うべきだ。
問い直せる企画は、修正に強い

問い直しを経て組み立てられた企画は、
途中で状況が変わっても耐えられる。
前提が分かっているから、
どこを変えればいいか判断できる。
説明もできる。
フレームワークを
「答え合わせ」に使うのではなく、
「問い直し」に使うことで、
紙施策の企画は初めて実務に耐える形になる。
次章では、
こうして整理した企画を、
具体的な目標にどう落とし込むかを扱っていく。
改善につなげるための次のステップだ。
