ポスティングの効果を高めるために!事前準備と効果計測がキモ?

ポスティングとは、商品やサービスの告知・宣伝のために、チラシやビラなどを予め定めた地域のお宅の郵便受けに直接投函するマーケティング手法のことです。インターネットが発達している現代、ポスティングに対して「SNS広告やリスティング広告とくらべて効果が出にくいんじゃないの?」などと思われる方もいらっしゃるかと思います。しかし、ポスティングも他の広告と同様しっかりとした戦略立てと効果測定をすることで広告効果を高めていくことが可能である他、ポスティングだからこそ生まれるメリットもあります。

この記事では、「ポスティングの概要と、実施する際に意識するべきポイント」や「実際にチラシの効果測定で使用できるツール」についてご紹介します。

ポスティングの主な効果とメリット

ポスティングは、受け取り手の自宅ポストに直接投函するという特徴から、折込チラシやWEB広告などの他の媒体に比べて目に止まりやすいという特徴があります。その他にも、次のようなメリットがあげられる広告手法です。

さまざまな年代層に直接届けることができる

ポスティングには「広い年代に見てもらえる可能性が高い」というメリットがあります。

たとえば新聞折込チラシの場合は新聞購読者のみがターゲットになりますが、新聞購読者は割合としては年齢層が高い世帯が多いです。そのため、若い世代へのリーチが難しくなると言えるでしょう。一方ポスティングは幅広い世代にアプローチすることができますので、ファミリー層や若い世代がターゲットの場合はポスティングの方が効果を得やすいと言えます。

認知される力が強い

折込チラシと違い一枚一枚の広告が受け取った人の目に直接触れやすく、WEB広告と違い現物が残る媒体がポスティング広告です。そのため目に止めてもらいやすく、気になれば手元に置いておいてもらえる可能性が高いと言うことができるでしょう。こうした特徴から、認知がされやすく、行動を起こしてもらいやすい手法であると言えます。

ポスティングで効果を出すためにやるべきこと

メリットとして述べた内容は、逆に言ってしまえば「誰に届くかをコントロールしにくい状態で配布することになってしまう」というデメリットにもなりかねません。

だからこそ、ポスティングで効果を出すためには、チラシを配布するまでの事前準備が欠かせないと言えます。効果を出すために必要な事前準備の例を以下にまとめましたので、ぜひご活用ください。

1.ターゲットの絞り込み

どんな客層に訪れてほしい、利用してほしいのかを最初に組み立てることで、その後の戦略立てがしやすくなります。今までと同じ客層にアプローチしたいのか、新しい客層を獲得したいのかなどの方針についてもこの段階でしっかりと定めることで、広告の表現やキャンペーンなどをブラさずに制作を進めることができます。自店舗/自社の状況から、どんなターゲットにポスティングを行うのか?を固めてポスティングに臨むことをおすすめします。

2.配布エリアの事前調査

ターゲットを絞り込んだら、そのターゲットはどんな地域に多く住んでいるのか?を調査することをおすすめします。

「今までの同じ客層をもっと増やしたい!」と考えた場合、既存顧客がどの地域から来ているのかや、どんな商品/サービスを好んでいるか?また、それぞれの顧客に共通する属性はないか?などを客観的に見ることが効果的です。

そうすることで例えば、

-「隣町からわざわざ車で来てくれているお客様が多い」

-「夕方の時間帯だけこの商品/サービスの売れ行きがとてもいい」

-「子連れの女性の方が多い」

といったことがらが見え、「同程度の距離の別の町の母親世代が好む広告を作り、人気商品をお知らせする」というターゲッティングと戦略が決まることもあります。

その他、欲しい客層を獲得している競合に足を運んで特徴を分析することや、お客様アンケートを活用することでまだ見ぬ顧客ニーズを深掘りするという手法もあります。

また、ポスティングを行う企業によっては地域の調査を代行してくれることもあります。こういった手段を活用し、狙ったターゲットに届けたいメッセージが届く土台を固めることが重要です。

3.ひと目でメッセージが伝わる工夫

これを読んでいる皆さんの中にも、自宅に届いたチラシを見て「これってつまり何が言いたいんだろう?」と思ってしまうような、メッセージの伝わりにくいチラシを受け取った経験がある方がいるのではないでしょうか?

一般的に、人がチラシを捨てるかどうかを判断するのは2秒間だと言われています。では、この2秒間の間に「何が言いたいんだ?」と思われてしまったら?間違いなく、ポスト下のゴミ箱に入れられてしまうことでしょう。

そうならないためには、ひと目見てメッセージが伝わるために、次のような工夫を凝らす必要があります。

ベネフィットを明確にする

ベネフィットとは、ユーザーが商品やサービスを利用した際に得られる効果や利益のことを言います。
「腕が上がらない人も30分後にはバンザイができるように!」
「家計管理がレシートを撮影するだけで済むようになる!」

といったようなベネフィットを明確にしてチラシに書くことで、顧客はメッセージを受け取りやすくなります。

見た人に響くキャッチコピーを書く

ベネフィットを明確にしたとしても、それを長々と書いてしまっては「読むのが面倒だ」と思われてしまうかも知れません。

受け取った人に最初に目に入るように魅力的なキャッチコピーを大きく見せたりなどすることで、2秒間のうちに「これはしっかりと読むべきだ!」という判断をしてもらいやすくなります。

見られやすいレイアウトを作る

レイアウトにも工夫のポイントがあります。

人がものを見るとき、その視線の流れは、横書きのものであれば左上から「Z型」に、縦書きのものであれば右上から「N型」に進んでいきます。そういった読者の視線の流れを意識したことで、読まれやすいチラシにすることができるのです。

他にも、同類の写真を近い場所に配置したり、段落をズレなく配置することでも読者のストレスを和らげ、しっかりと読んでもらえることに繋がります。

ポスティングの効果の確かめ方

ポスティングに限らず、広告を出したらその後には効果の効果を確かめることが重要です。ポスティングではどんな方法で効果を確かめることができるでしょうか。

ポスティングにおいて重要な指標が、反響率です。
反響率とは、どれくらいの顧客がチラシを見たことをきっかけに反応(行動)をしたのかをはかる目安になる数値です。
これがあることで、次回以降のチラシの内容や配布ターゲットを改善する手かがりを得ることができます。

反響率は、以下の公式で求められます。

反響率 (%) = 反響数 ÷ 配布枚数 × 100

ポスティングの効果を高める見直しポイント

「うまくいかなかった」「もっと良い結果が出るはずだ」と思ったら、施策がターゲットとマッチしていたか?を振り返ってみることが大切です。主に見るべきポイントは以下のとおりです。

デザインやメッセージ

デザインやメッセージはターゲットが見て「行ってみたい」「利用してみたい」と思えるようになっているでしょうか?

作ったチラシをターゲットに近い属性の人に見てもらったり、ご自身や自店舗でチラシを作成した場合はデザイン会社に依頼をしてみるといった方法で、改善点を洗い出しながら次の配布の効果を高めることを考えていくとよいでしょう。

曜日や時間帯などのタイミング

配布日を見直すことが改善になる場合もあります。週末、とくに木・金曜日はポスティングされるチラシの量が増える傾向があるため、同時に見られるチラシの数が増え、その分一枚に対して割く時間が短くなってしまう可能性があるからです。

また、日時の関係するお知らせなどをチラシに記載してポスティングする場合は、受け取った人がその日に合わせて予定を考えられる日取りで配布されているかなども考慮することで、より効果を高めることが可能になるでしょう。

ターゲティングは適切だったか

そもそも、定めたターゲットが適切でなかったというケースも考えられます。

従来の顧客の属性の見極めがズレていることもあれば、新規獲得したいターゲットを見誤っていたという場合もあるでしょう。

あらためて、自社・自店舗を利用したいのはどんなターゲットか?最初に行ったターゲティングにどんな変化を作るか?というように施策を振り返ることで、新しいターゲット像が見えてくる場合もあります。

ポスティングの効果を高めるのは地道な改善?

これまで、ポスティングの効果やその高め方について解説してきました。

地道な改善によって大きく効果が異なってくるのがポスティングという広告施策ですが、長期的に小さな改善を重ねていくには時間や労力がかかりますよね。

株式会社frame and surfaceの提供する効果測定ツール「われどこ」は、ポスティングの効果測定および改善をお手伝いいたします。

チラシの効果計測を助けるツール「われどこ」

「われどこ」は、紙媒体での宣伝効果を可視化することができるサービスです。

  • 配布する枚数
  • エリアやターゲットに分けた施策管理
  • チラシ配布後の効果測定
  • 実施した配布キャンペーンの比較
  • 配布したチラシの反響を数値化

等々、ポスティングの重要な指標を計測し改善していくためのお手伝いをいたします。

ポスティングの効果測定と改善を適切に行うことで、集客効果を最大化しましょう!

以上、ポスティングのメリットの紹介と効果を高めるための方法や考え方についての紹介でした。

WEBでの集客に力を入れる企業が増えておりますが、チラシやポスティングは依然として有効です。

商材や見込み顧客によっては、かえってチラシやポスティングの方が良い場合すらあります。

株式会社frame and surfaceでは、チラシやポスティングの効果測定を行い、費用対効果の高い配布方法を分析するための効果測定ツール「われどこ」を提供しております。

チラシやポスティングの費用対効果を測定できるツールをお探しの方は、ぜひお問い合わせください。

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