QRは読まれているのに、問い合わせが来ない?チラシを直す前に見るべき3つのポイント

QRは読まれているのに問い合わせが増えない時に見るべきこと

チラシやDMにQRコードを載せて配布してみた。 実際にQRコードの効果測定をしてみると、一定の読み取りはある。 LP(QRコードの読み取り後に表示される案内ページ)やWebページにもアクセスされている。 それなのに、なぜか問い合わせや予約が増えない……。

このとき、多くの会社は「今回のチラシは失敗だった」「デザインが悪かった」と、短絡的にチラシのせいにしてしまいがちです。

しかし、QRコードが読まれているなら、少なくとも「入口」の反応は取れている可能性があります。 実は、問題はチラシの紙面にあるのではなく、読まれた「後」にあるのかもしれません。 今回は、チラシから先の動きをどう切り分けて考えるべきか、具体的な見直しポイントをお伝えします。

QRが読まれているなら、入口は反応している

QRコードが読まれているということは、チラシを見た人が何らかの興味を持ったという証拠です。 もちろん、読み取り数が全体として十分かどうかは別問題ですが、決してゼロ反応ではありません。

そのため、問い合わせが増えないからといって、すぐにチラシ全体をゼロから作り直す必要はないのです。 まずは、「入口までは来ているのか」、それとも「入口の後で止まっているのか」を分けて見る必要があります。

広告の反応は、次のような順番で進みます。

入口(QR読み取り) → LP・詳細ページ → 最終行動(問い合わせ・予約)

「QR読み取り」はあくまで入口の行動であり、「問い合わせ」が最終行動です。この2つを混同せず、分けて考えることが改善の第一歩となります。

問い合わせが増えない原因は、大きく3つに分けられる

チラシから問い合わせが増えない原因は、大きく以下の3つに切り分けられます。

1. 入口の数がまだ足りない QRは読まれているものの、母数として十分ではない状態です。1万枚配って数件しか読み取りがないなら、チラシの訴求、QRコードへの誘導、配布エリアなどに課題がある可能性があります。

2. LP・詳細ページで離脱している QRは読まれてページにアクセスされているのに、その後に行動されていない状態です。チラシで期待した内容とLPの内容がずれていたり、情報が多すぎて分かりにくかったりすると、読者はすぐに離脱してしまいます。

3. 特典やオファーが弱い 読者は興味を持っているものの、「今すぐ」問い合わせる理由がない状態です。

このように、原因は段階ごとに異なります。問い合わせが増えない原因を、すべて「チラシが悪い」とチラシだけに押し付けないことが重要です。

LPで最初に見るべきポイント

QRが読まれているのに問い合わせが増えない場合、チラシよりも先にLPの改善を検討すべきです。LPで見るべきポイントは以下の通りです。

  • チラシで約束した内容とLPの冒頭(ファーストビュー)が一致しているか
  • LPを開いた瞬間に「自分のことだ」と分かるか
  • 価格、対象者、対応エリア、期限などの条件がパッと見て分かりやすいか
  • 実績、口コミ、事例、お客様の声などの「信頼できる証拠」があるか
  • 読者の不安を解消する説明(よくある質問など)があるか
  • 問い合わせボタンや予約ボタンがすぐ見つかるか
  • スマホで見たときに文字が小さすぎず読みやすいか
  • 入力フォームの項目が長すぎないか

LP改善とは、単にデザインや見た目をきれいにすることではなく、「お客様が次の行動に進みやすくすること」です。

特典が弱いと、読まれても行動されない

人は、チラシを見て「いいな」と興味を持っただけでは、なかなか問い合わせをしてくれません。 問い合わせという行動には、「売り込まれそう」「時間がかかりそう」「費用が分からない」「断りにくそう」といった心理的なハードルがあるからです。

その不安を超える「理由」が必要になります。その役割を持つのが、特典やオファーです。 業種別に、次のようなオファーが考えられます。

住宅・不動産 無料相談、施工事例集のプレゼント、失敗しない家づくりチェックリスト、内覧予約特典

学習塾・スクール 無料体験授業、学習診断、成績アップ事例集、説明会予約

飲食店 初回限定クーポン、期間限定メニュー、予約特典、LINE登録特典

BtoBサービス 無料診断、事例資料のダウンロード、チェックリスト、相談予約

QRを読ませるだけでなく、「なぜ今、問い合わせるべきなのか」という理由まで設計することが重要です。

チラシ側で見直すべきポイントもある

もちろん、QRが読まれている場合でも、チラシ側に見直し余地があるケースはあります。以下の観点をチェックしてみてください。

  • QRコードの近くに、読み取る明確な理由が書かれているか
  • ただ「詳しくはこちら」とだけ書いて終わっていないか
  • QRを読むと何が得られるのか(どんなページに飛ぶのか)が分かるか
  • 期限や限定性が伝わっているか
  • チラシの訴求とLPの内容がスムーズにつながっているか
  • 電話、LINE、Web予約など、読者に合った行動手段が用意されているか

QRコードは、ただ紙面の隅に置けば読まれるものではありません。「読む理由」とセットで設計するものです。

見るべき数字は、QR読み取り数と問い合わせ数の差

広告改善を効果的に行うためには、QRコードの効果測定を行い、「QR読み取り数」と「問い合わせ数」を並べて見ることが不可欠です。

たとえば、10,000枚のチラシを配布したとします。

Aのケース:QR読み取りが20件、問い合わせが1件 Bのケース:QR読み取りが300件、問い合わせが1件

どちらも「問い合わせ1件」という結果は同じです。しかし、Aの場合は入口(読み取り数)が少なすぎるため、チラシの訴求や配布エリアを見直す必要があります。 一方でBの場合は、300人もページを見ているのに1人しか行動していません。この場合は、LP、特典、問い合わせ導線を見直すべき可能性が高いと言えます。

感覚で「チラシが悪い」と判断するより、数字で切り分けた方が改善の方向性ははるかに定まりやすくなります。

まとめ

  • QRが読まれているのに問い合わせが増えない場合、チラシだけが原因とは限りません。
  • QR読み取りは「入口」、問い合わせは「最終行動」です。
  • 入口と最終行動の間には、LPや詳細ページ、特典、申込導線が存在します。
  • QRが読まれているなら、チラシを作り直す前に、まずLPや特典を見直す価値があります。
  • QR読み取り数と問い合わせ数の差を見ることで、どこを改善すべきかを切り分けられます。

チラシ改善は、個人のセンスや感覚ではなく、途中の数字を見ることで初めて具体的になります。問い合わせが少ないからといって、すぐにチラシを作り直すのではなく、まずはプロセスの「途中」を確認してみてください。

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